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自己認識の心理学

自己認識の心理学

現代生活のリズム、絶え間ない変化、生存競争、日々の競争、大都市へのひどい人口集中など現代社会のあらゆる要因が、私達の心理にあらゆる種類の緊張、ストレス、心理状態、反応を引き起こしており、そのことが自分自身について研究し、反省する必要性を生んでいます。
心理療法、精神分析、自己分析、精神病理学、自己啓発、心身力学、アンチストレスのリラックスなどが、現代では非常に盛んになっています。


自己認識の心理学は、私達の現在のレベルにおいて、完全な個人としての私達自身の成長を促すものです。心理学を人生に用いることで、私達は真の内面の世界を発見していきます。そうすることで私達の生きる世界において、より成熟した実りのある段階へと移ることができるでしょう。
これは、自分自身を知ること、そして人間の根本的な変化へと導く革命的な心理学です。まさに、自己認識こそ人生において基本となるものです。私達は何のために生きるのでしょうか?人生の目的は何であり、どのような動機があって私達は存在しているのでしょうか?人生とは、ただ生まれ、成長し、子孫を設けて死んでいく、というだけのことなのでしょうか? それでは不条理です。
私達の置かれている、あらゆる複雑な様相と人間関係を伴う人間的状態においては、心理学こそが解決策を与えてくれます。このすばらしい科学がないために、私達は自分の殻に閉じこもり、内向的になり、無能さや知的および肉体的怠慢、なげやり、自信喪失、反社交性などに陥ってしまうのです。
絶え間ないアクション(行動)を表明する自己認識の心理学は、個人的な成長および内面的進化のための解決策となるものです。自分自身を知り、人間的、精神的レベルをポジティブな形で高めるために、適切な心理学を生きること、考え、感じ、行うことについて深く反省することが必要です。私達の内面の状態を正すよう導く心理学が必要なのです。
自分自身に対して実践する自己認識の心理学こそ、私達の抱えるトラウマやコンプレックス、嫌悪、フォビア(恐怖症)その他ひどく私達を害しているあらゆる種類の心理の欠点に対する自然な解決策です。それは、問題の根本に至るものであり、他人あるいは薬剤、抗うつ剤などへの単なる依存ではない心理学です。
さらに、人生の意味を見出すためにも、自分自身を知る必要があります。
自己認識の心理学は東洋、西洋を問わず賢者達によってはるか古代より用いられてきた真正の手法です。それは、道教にも、ソクラテス派の哲学やラマ教、古代エジプト、マヤ、アステカ、インカ、中世の錬金術師の一部の学派などにも存在していたものでありながら、何より現代的なものでもあります。

心理学の研究領域
私達は心理的に3つの世界、つまり表層、潜在、深層の世界に生きていると言えます。私達の心理的人生のこれら3つの領域に、私達であるところのもの全てがあります。これらの3つの世界を知ることで、自己認識のカギを手にし、人生の真の意味を理解できるでしょう。

1. 表層の世界
物質的世界、あるいは形式の世界であり、基本的に人のあらゆる人間的および物質的部分を表します。それは日常生活であり、ここで仕事や勉強、約束、快楽、義務などが繰り広げられます。この形の、あるいは形式の世界では、誰もが持つ人格が、その性格、癖や習慣と共に表現され、私達が外界に向けて投影するアイデンティティー、人間的価値、心理的イメージが存在します。

2. 潜在の世界
潜在は、人間の潜在意識および無意識に渡る心理の領域です。 この世界には、様々なトラウマ、フォビア(恐怖症)、コンプレックスを見出すことができます。これらは重い振動であり、人々にはっきりと影響を及ぼし、その人生や人間関係を左右しています。自己認識の心理学では、あらゆるトラウマ、恐れ、フォビア、苦悩、過敏さ、コンプレックスなどを発見して、なくしていこうとします。

3. 深層の世界
心理の深層は、あらゆる人間の中で最も深いところにある領域です。この世界は、一方は闇、他方は光という二つの特性を持ちます。闇の方には心理の欠点が、光の方には主な美徳が存在します。ミクロコスモス(人間)の深遠には、最も軽い原子と、最も重い原子が振動しています。そして私達のあり方、考え方、生き方によってそのどちらかを活性化しているのです。自己認識の心理学は、心理の欠点を知ってなくすことこそが、私達のエッセンス、あるいは意識の解放や成長に必要であると教えてくれます。深層は、一般的に人々に知られていません。それは、臨床心理学およびフロイト派の精神分析の研究が不足しているためです。光の深層は、心理というメダルのポジティブな面です。それは暗闇の中の明かり、夜に対する昼、ネガティブにたいするポジティブです。そこには、意識の美徳が見出せます

意識
意識は検知できない、目に見えず、時を超越した定義できないものです。意識は、愛や気高さ、誠実、理解、精神性、謙虚さ、兄弟愛などといった美徳や原則の集合体として表現されます。これらの美徳は全て、わずかに潜在的な状態で私達の中に存在しており、私達が働きかけ、内面的に成長することを通して完全に発育されるのを待っています。古来、様々な意識のレベルあるいは状態があることが知られてきました。自己認識の心理学には、意識を目覚めさせ、発育し、これが人生で表現できるようにさせるカギとテクニックがあります。

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